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第3章 新婚生活

体を少し、揺らしてみた。


「蓮ーー！朝だぞーー！」


「んーー」


声を出したものの、すぐに寝息も一緒に聞こえる。


もう！どんだけ寝起き悪い訳？？


人の事言えないけどさ！


「蓮！朝だって！言ってんでしょ？？起きて！！」


少し、大きな声を出し、強めに体を揺すると・・・


「んーーー。七海？？」


「そうよ！起きなさい！」


「んーーっ・・・やだ・・・」


やだ？お前は、子供ですか？大きな赤ちゃんですか？


「起きろって！！言ってんでしょ？？」


その瞬間。蓮の手がベッドから伸び、私の腕を掴んで来た。


何？


一瞬にして、手を引かれ、ベッドの上に・・・いや・・


蓮の上に転がってしまった。


「ちょっ！蓮！！」


「んーー」


腕を回され、心臓はバクバクしている。


もがいても、強く抱きしめられ中々動かない・・。


「蓮！おい！離せーーー！！」


素直に、腕の力が緩められ脱出する事が出来た。


コイツ！危険すぎる！！


「んーーー・・・うるさいな・・・」


「うるさいじゃない！！起きろ！遅刻しても知らないからね！」


ドアを思い切り閉め、部屋を出た。