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第3章 新婚生活

何で、私こんなにドキドキしてんの？


まぁ！急にあんな事されたら、普通ドキドキするよね？


少しして。


ガチャ・・・


蓮の部屋のドアが開く音が聞こえた。


起きたか・・。


髪の毛は寝癖でボサボサしていて、寝ぼけ眼でリビングに来た。


「おはよ・・・眠い・・・」


「おはよう！あんた！寝起き悪すぎ！自分が何したか分かってるの？」


「んーーー何？・・・七海、朝から元気だねぇ」


覚えて無いのね・・アハハハー！まぁ良いか。


「蓮は朝ごはん食べるの？」


「んーー？食べるよぉ」


良かった。食べる派なのね！覚えておかなきゃ！


「もう！中々起きないから冷めちゃったじゃん！」


すると、蓮は今まで眠そうな顔をしていたのに、目を見開き


「作ってくれたの？」


っと嬉しそうに言ってきた。


「一人分作るのも、二人分作るのも変わらないからね！」


ダイニングテーブルに並べられた朝食に目をキラキラさせ


「うまそう！いただきまーーす！」


と元気よく朝食を食べ始めた。


何か、調子狂っちゃうなぁ・・・。


「うまい！冷めてるけど！」


お前が早く起きないのが悪いんだよ！！


作った朝食は完食！


全部食べてくれた。


誰かに作ってあげるなんて、何年ぶりだろう・・・。


少し、嬉しくなった。