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第1章 プロポーズ

ピンポーン♪


インターホンが鳴る。


「はい…どちら様ですか？」


セールスだったら開けない！これは鉄則！！


「俺！！」


声で、誰だか一発で分かる…。


しかし…


「俺って誰ですか？」


っとわざとらしく聞く。


「蓮！」


はいはい！知ってました…


訪ねてきたのは、幼馴染の羽田　蓮(れん)。

蓮は、幼稚園からの付き合い…。


中学の時、一瞬恋をしたくらいで…今は全く恋愛感情なんて無い！


蓮は、イタリアンレストランでシェフをしている。


ここのレストラン、雑誌とかに載っちゃうくらい、結構有名なんだよね！




鍵を開け、蓮を上げた。


「お邪魔しまーす！」


「どーぞ！」


蓮は、たまにアパートに来る。


男女二人で居ても何もない。


気楽に話せる友人だ。


「今日は、どうしたの？」


「いや・・特にない！おっ！ビールがあるって事は明日休みだな」


何度も来ている蓮は、休みの前の日は飲む事を知っていた。


「蓮！お腹空いた！」


「はぁ？俺、今日何人前のパスタ作ったと思ってるの？」


少し不機嫌そうな顔をするが…蓮が作る料理はおいしい！


「だって！私、まだ夕飯食べて無いもん！」


「だからって…まぁいいや…冷蔵庫開けるぞ！」


ヤッターー！その間にシャワー浴びて来よう！


「じゃぁ！よろしく！」


そして、私は浴室に向かった。