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第1章 プロポーズ

浴室から出てきた時は、まだ蓮は調理をしていた。


「悪いね！」


「お前！思ってないだろ？」


「まぁ！」


いつもの会話をし、ソファーに座りテレビをつける。

あっ！これも日課です！


しばらくすると、キッチンから良い香りがしてきた。


お腹空いた…まだかな…


そして、おいしそうな料理がテーブルに置かれ


夕飯をビールを飲みながら食べた。


ここまでは、いつもと同じ…。


しかし…今日は違った。


食器を片づけ、二人で色々と話しながらビールを飲む。


急に蓮が話すのを止め、私の目を見つめて来た。


「蓮？どうした？私の顔に何かついてる？」


「七海…」


「ん？」


「結婚しよう！」


それは、予想もしてなかったプロポーズだった。