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第15章 ２人の母親

それから１週間後。


麗ちゃんからは連絡が無かった。


蓮は、いつも通り明るい蓮に戻っていた。


今日は定休日・・。


午前中にお母さんから電話が着た。


内容は、姪っ子を見に来なさい！っという命令・・・。


産まれたって連絡は着てたけどそれどころじゃなくて先延ばしにしてしまっていた。


しかし、お母さんは蓮と一緒に来る事という条件を出してきた。


「蓮、さっき・・お母さんから電話来てね。
　お兄ちゃんの赤ちゃん見に来いって・・・」


「良いよ。行ってこいよ！姪っ子だろ？」


蓮は私だけが行くものだと思ってる様だ。


そりゃそうだよね・・。


「それが、蓮も一緒に来いって・・」


「俺も？・・・まぁ別に何も無いし大丈夫だけど・・」


「嫌なら、無理にとは言わないよ！！」


すると、蓮は笑顔を見せ、大丈夫っと言い


準備を始めた。


私も急いで準備を済ませ私達は実家に向かう事にした。


車の中で


「なぁ・・出産祝いどうすんの？」


「あーーーーー！考えてなかった！！」


「お前！手ぶらで行くつもりだったの？」


だって、実家に帰る気分で居たんだもん・・。