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第3章 新婚生活

夕方になり、本田さんは帰っていった。


「ふーー！疲れたぁぁ・・・」


近所付き合いとかしてかなきゃいけないのかな・・・


「こんな時間・・・片付けなきゃぁぁーー」


買い物してきた物を、ぱぱっと片付け・・・。


一息ついた時には、外は薄暗くなっていた。


タバコに火を付け、一服する。


あっ！！お母さんに連絡しなきゃ！


母親に一応自分から報告しなきゃ・・・蓮が何か言ってるか確認もしたいし。


「もしもしーー！」


『あら！どうしたの？』


「あの、蓮から聞いてるよね？引っ越しの件」


『あーー聞いてるよーー！羽田君！ワザワザ挨拶に来てくれたわよ』


ワザワザ挨拶に来てくれるってなんかおかしくない？


これは他にも何か言ってる気がする。


「連絡、遅くなってごめんね。他にも何か聞いてる？」


『んー！何だっけぇ・・・あぁ！夫婦のフリするんでしょ？』


何だっけぇぇって忘れてるとか有り得ない！！


「なんか、そうなった・・・半年くらいらしいけどね」


『夫婦のフリするんだから！しっかり奥さんしなさいよーー！そのうち遊びに行くからー
　じゃぁ！しっかりね！！夕飯の準備してるから、切るわよ！」


「えっ？お母さん？？」


プーーー！プーーー！


切られてしまった・・・。


何て親なの？？まぁ、今に始まった事じゃないけどねぇ。