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第3章 新婚生活

「お邪魔します！」


私たちは中に入り、ソファーに静香さんは腰を下ろした。


「コーヒーで大丈夫ですか？」


「えぇ！」


私はキッチンに向かい、コーヒーを煎れた。


あぁ！さっきお菓子少し買ってきたんだった！


それも出そう！


お菓子とコーヒーを出して私も腰を下ろした。


「今日、旦那さんはお仕事？」


「えっ？えぇ・・・そうなんです・・・」


旦那さんと奥さんと言う言葉に中々慣れない・・・。


ぎこちなくないかな。


「奥さんは、お仕事してないの？」


「私は、旅行代理店で受付をしてるんですが、昨日と今日はお休みを貰ってるんです」


「そうなんだぁ。じゃぁ昼間は基本的に留守なの？」


「えぇ！そうですね。でも休みは不規則なので・・・平日もこうして居る時もありますよ」


本田さんは、少しほっとしたような表情を見せた。


「旦那さんは何を？」


「蓮・・・あぁっっと・・・主人はイタリアンレストランでシェフとして働いてます」


「二人とも。お似合いの夫婦よねぇ！」


お似合い！っと言われると、少し恥ずかしい気持ちになる。


私は、しばらく本田さんと会話をし、色々話した。


本田さんは、専業主婦をしていて、旦那さんは銀行員らしい。


歳は私よりも3つ上って事も分かった。


結婚してもうすぐ5年になるらしい・・・。