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第19章 理由

七海サイド。


お風呂を終えた私は、少し体調が悪くすぐにベッドに入った。


風邪引いたかも・・。


今日は朝から体調がすぐれず、食欲も無かった。


私は風邪を引くと、昔から食欲が急激になくなる・・・。


今日はとにかく早く寝よう・・！！



「七海？大丈夫？」


「うん！大丈夫だよ！風邪気味みたいだから・・さっき薬飲んだし！」


蓮は心配してくれ、私を優しく抱きしめてくれた。


「お前は、元気が一番だから！早く良くなれよ！」


そう言ってくれ、私は蓮に抱きしめられながら眠りについた。



翌朝・・。


あーー。だるいな・・。


本格的に風邪引いたかも・・・。


こんな忙しい時に・・風邪なんかで休んでられないんだから！！


気力で治さないと！！


私はダルイ体を起こすと、隣に蓮の姿は無かった。


その変わりにリビングから、美味しそうな香りが漂ってくる。


私はリビングに行くと・・。


「おはよう！体調どうだ？」


「うん・・大丈夫！」


少しだるいとか言うと、きっと店休めっていうから


蓮には嘘をついた。


仕事は休みたくないんだもん！！


蓮は、雑炊を作ってくれていたが・・。


食べる気がしない・・・・


でも、せっかく作ってくれたのに食べないと悪いし、心配させちゃうよね・・。


私は蓮の作ってくれた朝食を食べ、仕事に行く準備をした。