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第19章 理由

翌日・・。


「七海！七海！」


蓮の声で私は目を覚ました。


「おはよう・・・」


蓮の姿を見るともう、着替えを済ませている。


「ん？今何時？」


「８時・・」


ヤバい！寝坊！かなりの寝坊！！


遅くても９時には店に入らなきゃいけないのに！！


「ごめん！急いで準備するから！！」


私はベッドから起きようとすると、目の前がフラフラしてちゃんと立てず


転びそうになってしまった。


「おい！大丈夫か？」


蓮が支えてくれたので転ばずにはすんだ・・・。


「七海・・体調悪いのか？」


「ううん！大丈夫！きっと寝起きだからだよ！！」


香織さんが抜けた今！多少具合が悪くても仕事しなきゃ！！


蓮は心配そうな顔をしていたが、私は急いで仕事に行く準備を済ませた。


出勤途中


「お前、マジで体調大丈夫かよ？真っ青な顔してるぞ！」


「もー心配性だなぁ！大丈夫だって！！」


無理はするなと言われながら職場に着き、開店準備を急いだ。


いつも二人でやってる作業だけど今日は一人でやらなければいけない。


パートさんは少し早く来てくれる事になってるけど・・。


あーー、体が思うように動かない！！