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第20章 分岐点

帰宅して少し経った頃・・。


インターホンが鳴った。


「誰だろう・・」


私は玄関に向かいモニターを見ると・・・。


蓮のお父さんと・・そして私の両親が立っていた。


どうして？お父さんとお母さんまで居るの？


私は渋々、玄関を開けると


３人は無言で中に入ってくる。


「あの・・蓮は今いませんけど・・・」


「君に話があって来たんだよ」


私に？？お母さんとお父さんの表情は暗い・・。


とりあえず、リビングに案内をした。


３人はダイニングテーブルに腰を下ろし・・。


私を向かい合わせで座らせると


「七海・・今からうちに帰ってきなさい・・」


っとお母さんが口を開いた。


「どうして？嫌よ！！」



「七海・・いう事を聞いてくれないか？」


今度は私のお父さん・・。



「どうして？」


「君は、本当に蓮の事を思ってるのか？だとしたら、君が身を引くのが一番なんだよ」


っと蓮のお父さん・・。


言ってる意味がさっぱり分からないんだけど！？？？


「どういう意味ですか？」


「君と居ても蓮は幸せにはなれないって事だ！そして君もな・・
　２人だけじゃない・・家族もだよ・・」


家族？てお父さんとかお母さんって事だよね？


ハッキリ言ってよ！じれったい！！


私は心の中でそうつぶやいた。