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第20章 分岐点

「この前ね。蓮が一人で会いに来たのよ・・」


「えっ？」


「もし、何かあったら七海を頼むって・・・こうなる事は予想してたのかも知れないね
　あの子とあの子のお父さんは昔から合わなかった・・
　蓮は、好奇心旺盛でなんでも挑戦しようとしてたのに
　小さい頃から父親の決めた通りの事しか出来ないで・・
　でも、不満も言わないで言いなりになってたの・・私の為だったのかも知れないね」


でも、麗ちゃんとお父さんが離婚して・・・蓮の我慢が爆発したんだね・・。


自分の道を進もうとしたんだ・・。


「麗ちゃん・・。私がこのまま蓮と一緒に居たら・・みんなが傷つくことになるのかな？
　私の家族が・・辛い目に合うのかな？」


「そんな事無いわよ！きっと何か良い方法があるはず！時間はかかるけど
　一緒に考えよう！！ねっ？七海ちゃん！
　きっとね・・信じてれば・・きっとみんなが幸せになれる！」


私・・待ってるよ！蓮・・。


赤ちゃんと一緒に待ってる・・。


もし、蓮が戻ってこなかったとしても・・。


私は、この子を守って行く！！


私は、そう決めた。