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第21章 希望の光

彩音は、すぐに来てくれた。


「七海？どういう事よ？」


「言った通りだよ・・」


「蓮に何回も電話してるのに繋がらないよ！！」


「うん・・・・」


彩音も心配して何回も蓮に電話を掛けたらしい・・・。


「彩音・・私は蓮を待ってる・・」


「待ってるって言ったって・・。どうするの？」


「私ね・・・赤ちゃん出来たの・・蓮の赤ちゃん・・だから一人じゃないんだよ」


彩音は、かなり驚いてる・・・。


そうだよね・・・色々聞いてパニックだよね？


私も、こんな急展開かなりパニックだもん・・。


「私ね・・蓮に色々頼んでた事があったのよ・・・それで店に行ったの・・」


彩音は私に・・旦那さんの会社の事とか、自分も働き始まったって事を


話してくれた。


「そうだったんだ・・。もっと早く話してくれれば良かったのに・・」


「心配かけたくなかったの・・・ごめんね！でも！もう大丈夫だから！
　心配しないで！！」


「うん・・。私も！大丈夫だから心配しないで！！」


「片付けの手伝いするよ！今は一番無理しちゃいけない時期だから・・
　無理しちゃダメだよ！」


彩音は母親の先輩だもんね！


心強い！！


そして・・彩音が手伝ってくれたおかげで結構片付いた。


彩音は・・夕方に帰宅し私はまた一人になった。


「この部屋・・何か広いな・・」


蓮の部屋だった場所に座り天井を眺めた。


思い出すことは楽しい思い出しか出て来ない・・。