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第21章 希望の光

５分後・・。


ガチャ・・。

っとドアが開くと共にオーナーが来た。


「久しぶりだったねぇ・・元気だったかな？」


「突然来て申し訳ございません・・・」


「いや・・羽田君から全て聞いたよ・・」


えっ？蓮に？もしかして・・蓮のお父さんと私の両親がマンションに来た時かな・・。



「夫婦じゃないって聞いた時は驚いたよ！」


その事も話したんだね・・。


「嘘を付いて申し訳ございませんでした・・・」


「いや・・事情が事情だからね・・・仕方ないよ・・・
　羽田君は元気かね？」


「それが・・・分からないんです・・会えてなくて」


オーナーは私と蓮が一緒に居るんだと思ってたらしくかなり驚いていた。


「そうか・・携帯も繋がらなくて・・心配してたんだが・・七海さんも会えてないのか」


「はい・・・」


「それで、今日はどんな話かな？」


「お願いがあって伺いました・・・」


嘘までついて、図々しいと思われても・・仕方ないと思ったけど


頼めるのはここしかない！！


「何かな？」


「私をこのまま・・・あの店で働かせていただけませんか？」


蓮が居たあのレストランで働きたい・・。


あそこに居れば・・きっと蓮が来てくれるって思ったから・・・。


「アハハハ！そんな事か？？もちろん良いに決まってるだろう！！」


オーナーは豪快に笑い、私の願いを受け入れてくれた。


「それから・・・」


「なんだね？」


私は妊娠をしてる事をオーナーに告げた。


驚く様子も無く・・。


「無理をしない程度に頑張りなさい・・。新しい店長には私から話しておこう
　いつから行けるかな？」


引っ越しがある為・・来月から仕事を再開する事にした。