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第21章 希望の光

やっぱり淋しいな・・。


次は秋枝の所・・。


インターホンを押すと秋枝が出てきた。


「七海さん！」


「この前は本当にごめんね・・」


「大丈夫！あーー！食器返すね！！」


「あ・・・。食器は上げるから使って！！」


秋枝は不思議そうに私を見ている。


「あ・・これつまらない物だけど・・」


「やだ！七海さんお詫びなんて本当にしなくて良いんだよ！」


「うん・・これはね・・その、引っ越す事になったから・・挨拶に来たの・・」


「嘘でしょ？」


秋枝は今にも泣きだしそうな顔をする・・。


私も必死で涙を堪えていた。


「嘘じゃないの・・。短い間だったけど・・本当にありがとう
　色々、助けてくれて・・」


「嫌だよ・・・何があったの？蓮さんは？」


「蓮とも会えてなくて・・・。でも、たまに遊びに来るし私は店にも居るから
　いつでも遊びに来て！それとこれ、新しい住所！
　秋枝！元気な赤ちゃん産んでね！！」


「絶対に遊びに行くし！七海さんも絶対に来てね！！」


そうして、私は秋枝と別れ部屋に戻った。