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第21章 希望の光

やっとの事でマンションに着き


部屋の前までたどり着いた。


その時・・


「蓮さん？」


鍵を開け中に廃入ろうとした時、誰かに声を掛けられた。


声を向く方を見るとそこには秋枝さんが立っていた。


「秋枝ちゃん・・・この前は本当に悪かったね・・・」


「いえ・・。大丈夫です。本当に引っ越しちゃうんですか？」


「えっ？七海が？？」



「はい・・今日、挨拶に来てくれました・・・」


あいさつ回りまで・・・。


とにかく、今は七海と話をしなきゃイケない。


「そうか・・。秋枝ちゃん・・ごめん今ちょっと急いでて・・・」


「あ・・・すみません・・」


「ううん・・俺こそごめん・・」


俺は鍵を開け中に入った。


リビングに入ると七海はソファで横になり眠っていた。


「七海？？」


「んっ・・・」


ふとテーブルに目をやると一枚の皿だけが見えた。


トースト？これしか食ってないのか？？


そして、慌てて入って来た部屋の中を見渡すとそこは荷造りを済ませた


段ボールがたくさんあった。


これ・・引っ越しの荷物・・・。


俺は自分の部屋に行くと中はがらんと何も無い・・。


とりあえずキッチンへ行き冷蔵庫の中を見ると食材が全くない・・。


七海・・・ちゃんと食ってんのか？？


俺は、とりあえず近くのコンビニに行くか・・・


あ・・・俺・・金持ってきてねー。