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第3章 新婚生活

一緒に食事するの、久しぶりだぁ。


最近の蓮は夜は遅く、朝は早いから、顔を合わすのも少しの時間だった。


「今日、休みなの？」


「うん、蓮も休みでしょ？」


「あぁ。やっと休み・・・引っ越してきてから休み無かったからなぁ」


そうだよね。そういえば休んでないもんねぇ。


「じゃぁ、今日はゆっくりするの？」


「いや・・・」


どこか行くのか・・・。


私のどこか行こうかな。


「一緒に出掛けるか？」


「何？デートの誘い？」


「うん・・・たまにはね、家庭サービスしないと離婚されちゃうから！」


家庭サービスかぁ。アハハ。


離婚とは契約破棄の事だね。


久しぶりに蓮と会話をし、楽しい気持ちになった。



「じゃぁ！洗濯物干して来ちゃうね！」


「手伝う！」


「えっ？良いよーー！下着とかブラとかあるし・・・」


「お前、今更・・・お前の部屋にいつも干してあっただろ？」


「確かに！！」


一緒に、洗濯物を干していると。


「おはようございます・・・朝から一緒に洗濯干すなんて仲良いのね！」


「静香さん、おはようございます」


このマンションは少し曲線になってるので、隣のベランダが少しだけ見えた。


「おはようございます」


蓮も挨拶をし、中に入って行った。


恥ずかしかったのかな・・・。


「今日は、ご夫婦でお休み？」


「はい・・・」


「良いわねぇ、旦那一週間出張で居ないの・・・」


名古屋だっけ？


「この広い部屋に一人で居ると淋しいですよね・・」


「フフそうね・・・」


何か意味深な笑みを浮かべ、静香さんは中に入って行った。