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第21章 希望の光

翌日。


出掛ける準備をし、蓮のお父さんの会社に向かった。


「緊張するなぁ・・・」


「俺が一緒に居るから大丈夫！七海はいつも通りで良いよ」


「うん・・・」


昔から蓮のお父さんに会うの緊張したよなぁ・・・。


蓮とも仲悪かったし・・・。


蓮も大丈夫って言ってるけど緊張してるみたい・・・。


数十分後・・・。


「ここだ・・・」


「うん・・・」


「行くぞ！」


蓮は私の手を取り会社の中に入った。


うわ・・。初めてきたけどかなり大きい・・・。


受付嬢とかも居る・・・。


「おはようございます・・」


と蓮に挨拶してた・・。


そうだよね・・社長の息子だもんね・・。


エレベーターに乗りまっすぐ社長室に向かう。


社長室に入る前に秘書さん達の居る部屋に入らなきゃイケないみたい・・・。


「蓮さん・・おはようございます」


「おはようございます。親父居ますか？」


「はい・・取り次ぎます」


視線が痛かった。


この人誰？？って顔してる・・。


そうだよね・・。いきなり社長の息子と登場したら誰？ってなるよね。


「蓮さん・・社長が・・」


「会わないって言ってるんだろ？誰か来客とか出かける予定は？」


「来客はありません・・・外出は午後からです」


「ありがとうございます。七海！強行突破だ！」


私の手を引き秘書室を通り抜け社長室のドアを勢いよく開けた。