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第21章 希望の光

会社を出るまで蓮は無言だった。


「蓮？大丈夫？」


「あぁ・・すぐに分かってもらえるとは思ってないよ！大丈夫心配するな！
　お前は自分の体の事だけを心配してろ・・・」


そう言うと頭をポンポンと撫でてくれた。


「よし！次は七海の実家だな！」


「お母さんには連絡しておいたよ」


「おう！サンキュ！」


そして私達は今度、私の実家に行った。


実家に着くと、美奈子さんが出迎えてくれた。


リビングに入ると、両親の他にお兄ちゃんも居た。



「お兄ちゃん仕事は？」


私は嫌な予感がした・・・。


もしかして・・私のせいで・・・。


「今日は有給！大事な妹だからな！お前は！！」


「え？？」


「良いから！二人とも座れ・・・」


お兄ちゃんに言われ私達はソファに腰を下ろした。


私達の前にはお父さんお母さん、お兄ちゃんに海香を抱いた美奈子さんが座る。


「今日は、お願いがあって伺いました・・・
　七海さんと結婚させて下さい！」


「お願いします・・・」


私も一緒に頭を下げた。


すると・・・


「蓮！妹を頼むぞ！！お前、来るのおせーよ！！」


っと、お兄ちゃんがお父さんの代わりにそう答えた。


「でも・・・お兄ちゃん・・・私達が結婚したら・・・その・・・」


「気にすんな！そんな事、お前が気にする事じゃない！」


「この前の事・・・お兄ちゃんに話したら私とお父さんかなり、怒られたの・・
　七海には何も関係ないのに、そんな事言って七海を苦しめるなってね・・・」


っとお母さんが話した。