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第21章 希望の光

夕食の準備が出来・・・後は蓮が来るのを待つだけだった。


その間・・少し雑談をする。


「七海ちゃん、つわりは？」


「酷い時は酷いかな・・でも、今日は大丈夫みたい！」


「そう！つわりは病気じゃないけど、どうしても辛い時は無理はしちゃダメよ！」


「美奈子さん、ありがとう」


母親と美奈子さんに、いっぱい言われた事は


「無理をしない事！何でも一人で背負わない事！」


だった・・。


美奈子さんは義理のお姉さんだけど、本当の姉の様に心配してくれた。


その時。


玄関の開く音がした。


「遅くなりました」


「蓮！」


蓮がやっと帰って来た。


「遅かったね・・・大丈夫だった？」


「あぁ・・少し手間取ってね・・でも、大丈夫！」


そう言って笑顔を見せてくれ、私はかなり安心した。


それから、家族に祝ってもらい、私達は夕食をご馳走になった。


そして、実家を後にし、まだ私達の家・・・マンションに帰った。


帰り道・・


お母さんに言われた赤ちゃんが希望の光になるって事を蓮に話すと


蓮は、嬉しそうにそうかもしれないなって言って笑ってた。


私は蓮の側で一緒に笑いあえる事が本当に幸せだった。