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第22章 蓮のスタートライン

私も同じ気持ちだった。

静香さんと話してる時も必死で涙を堪えてたからね・・


「秋枝！元気な赤ちゃん産んでね！絶対遊びに来るから！」


「うん！！ありがとう！連絡するから！無視しないでよ・・」


「する訳ないじゃない！」


「本当に、色々お世話になりました」


蓮と秋枝に挨拶をし、やっぱり泣いちゃいそうだからと早々と帰ってしまった。


「七海は凄いな！」


「どうして？」


「短期間で、友達作ってさぁ！」


そうか・・・ここに来たばかりの時はすぐに引っ越す事になるんだから


仲良くするのやめようって思ってたのに・・。


今は、離れたくないって思うもんね・・。不思議・・。


「さて！行くぞ！」


「うん・・」


いよいよ出発・・。


「短い間、お世話になりました！」


「お世話になりました！」


っと蓮と一緒に部屋に挨拶をした。


玄関の鍵を閉め私達はマンションを後にした。


本当に淋しいな・・。


でも、これからはまた新生活が待ってるしね！！


家族も増えるし、頑張らなきゃ！！