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Try Marriage
第24章 優しい気持ち
「離婚なんていつしたんだよ?何にも聞いて無い・・・」
「4か月前だ・・・会社の金にも手を出しててな・・・」
「そういう事か・・・」
こう言ったら悪いけど、確かにあの人ならありそう・・・。
近所付き合いも無かったから、近所の人はあまり知らなかったようだった。
私のお母さんからもそんな話聞かなかったし、きっと知らないんだろうな。
すると・・・。
「社長、コーヒーとお茶どちらになさいますか?」
っとキッチンの方から女性が出てきた。
この人・・・どこかで見たことあるなぁ・・・。
「箕輪さん??」
蓮は知ってる様だった・・。
誰?誰?って顔をしてる私を見て
「親父の秘書さんだよ!どうしてここに?」
「奥さまが出て行かれましたので・・・社長に頼まれまして身の回りのお世話をさせて
いただいてます・・・」
「そういう事だ・・」
仕事以外でもかぁ・・・大変だなぁ。
その時、結が泣き出してしまった・・・
「おーどうした・・・どうした・・・」
あまり、子育てをしてこなかったお義父さんは結構慌てた様子だった。
「あら・・・その泣き方はお腹空いたのかなぁ?」
っと箕輪さんが言う。
「箕輪さん。お子さん居るんですか?」
「えぇ・・・もう上も下も高校生です」
そんなに大きいお子さんが居るの??見た目若いから分からなかった・・・。
「蓮・・・おっぱい上げたいんだけど・・・」
「あー、それなら隣の部屋を使いなさい」
「はい・・・失礼します・・」
私は、お義父さんに言われるまま隣の部屋に入った。
「お義父さん・・・・」
そこには、赤ちゃんが使うおもちゃや、服・・・そして歩行器まであった。
ドアがノックされた。
「はい・・・」
「箕輪です!開けますね!」
箕輪さんが中に入って来て小さなマットの様な物を持ってきてくれた。
「そのままだと、赤ちゃん冷たいでしょ?これ使って!」
「すみません・・・ありがとうございます・・・」
私は箕輪さんからマットを受け取り、結のおむつを交換した。