パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 目撃・・・

「ちょっと、家来て！」


「えっ？」


後藤さんに腕を引かれ、流れで後藤さんの部屋にお邪魔する事になった。


「上がってーー」


「お邪魔します！」


同じ間取りなのに、家具とかで結構雰囲気変わるんだね・・・。


案内され、ダイニングテーブルに座った。


後藤さんは、紅茶を煎れてくれた。


って、何ちゃっかりお邪魔しちゃってんの？


仕事しなきゃイケないのに・・・。


「ねぇ！羽田さん！本田さんの旦那さん、今出張中なのよ！」


「えっ？」


知ってたが知らないフリをした。


「昨日、本田さんの奥さんとバッタリ会って言ってたもん・・・」


「そ・・・そうなんですか？」


「うん・・・不倫かなぁ？」


「アハハ・・・どうですかねぇ」


正直、こういう話も苦手です。


帰っても良いかなぁ。


「昨日の夜の声は、本田さんの奥さんだったのねぇ！」


後藤さんは楽しそうに話していた。


どこにでもいるんだなぁ・・・帰りたいなぁ・・・。


「しかし、新婚って言っても羽田さんの所は静かよねぇ」


「えっ？」


もしかして、聞き耳とか立ててるんじゃないでしょうね？？


「2か月前まで住んでた人ってカップルだったんだけど、毎晩よ！毎晩！」


「あの・・・ここって壁薄いんですか？」


「ううん・・ベランダに出た時とか、少し大きい声だと聞こえるくらい！
　部屋の中に居ると全く聞こえないわよ！」


良かったーーー！！壁が薄かったら、部屋の中でも夫婦で居なきゃいけないもんね。