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第4章 目撃・・・

着替えをし、お言葉に甘えてソファに座り資料に目を通していた。


20分くらい経った時。


「出来たよ！」


「うわーー！やったぁぁ！」


蓮の作ってくれた夕飯を食べながら、



「あっ！明後日から2日間金沢に行くことになったから、留守お願いね」


「金沢？仕事？」


「うん・・今日、急に決まったんだ」


「そうか、頑張れよ！迷子にならないように！」


もう！またそんな事言うんだから！！


「あっ・・ねぇ・・・さっき後藤さんの家にお邪魔してたんだけど・・・」


「後藤さん？そっち側のお隣さん？」


っと蓮が壁を指を向け聞いてくる。


「うん・・・何か、良い人なんだけど・・・噂好きって言うか・・・
　若いからなんだろうけどさ・・・昨日の声あったじゃん？本田さんの・・・あれ・・」



「うん・・・」


「その声、私達の声だって思われてて、注意されちゃった・・・」


ブッ！


「汚い！」


蓮は口にふくんだスープを吐き出した。


「アハハハハハ！それは面白いな！アハハハ」


笑いごとじゃないって！！


「ちょっと！笑いすぎ！」


しかし、蓮は急に真面目な顔になった。


何？急に真顔になると怖いんだけど・・・。


「お前、本田さんの家からって言ったのか？」


「言うわけないでしょ！！」


ちょっと大きな声で反論すると、またすぐ笑顔に戻った。


「だよな・・お前が言うわけないよな・・」


「でもね・・結局はバレチャッタんだけどね・・・」


「なんで？」


さっきあったことを全て話すと、蓮は少し溜息をついた。