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第5章 無言電話・・・。

七海サイド・・・。


翌朝目を覚ます。


「あれ？寝ちゃったんだ・・・あれ・・私ベッドで・・・」


思い返してみると、あぁ！蓮が運んでくれたんだ・・・。


悪いことしちゃったな。


上着だけ脱いでくれたんだね。


とりあえず体を起こし、着替えをしてリビングを出ると


蓮が既に起きていた。


「おはよ・・・あの、昨日ありがとう」


「おっ！おはよう、お前・・・」


蓮は何かを言いたそうな顔をしている。


「何？」


「んーー。少し・・痩せた方が良いんじゃない？」


今の言葉何？そんな事真面目な顔してふつう言う？



「酷い！バカ！」


昨日、運んだ時・・重かったのかな・・・



「嘘だよ！嘘！冗談！アハハハすぐ、本気にすんだから！」


笑いごとじゃなーーい！


ムカつく！ムカつく！もーーー！ムカつく！


蓮はいつもそうだ！いつもからかってわらってくる


昔からそう、頭の中幼稚園から変わって無いんじゃないの？？


キッと蓮を睨み付け、出勤の準備を始める事にした。


「仕事なの？」


「そうよ！」


「あんな時間に帰って来たのに？」


「そうです！」


怒りは収まらず、強い口調で返事をし、リビングを出た。