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第5章 無言電話・・・。

「行くぞ！」


蓮に腕を引かれ、車に乗せられた。


少し強引で何か怒ってる感じがした。


「ねぇ！お店どんな感じなの？」


「さぁ・・・」


何で怒ってるの？わざわざ来たのよ！私！！


「ねぇ！なんで怒ってるの？」


「さっき、何してたの？」


さっき？何の事だろう・・・


「何？」


「店長と、何してたの？」


「あぁ！立ち上がった時、スカートが引っ掛かって倒れそうになった所を店長さんが
　助けてくれたの！」


「そう・・・」


もしかして！それで怒ってんの？？




「何もされなかった？」


「何もって？あーでも、中々腕離してくれなかったなぁ・・・」


「やっぱりな・・・あの人、女にだらしないから気をつけろよ」


「だって！お店では私と蓮は夫婦なんでしょ？部下の妻に手とかださないでしょ！」



そうよ！私は一応、蓮の妻って事になってるんだから！


「あの人はそんなの関係ないよ！」


「そうなの？」


「うん・・・まぁもう行くこと無いから大丈夫だとは思うけどね・・・」


まぁ！蓮が店に居なければ行くのも気まずいし、行ったとしても二人でいくと思うし。



「なぁ！それより！さっきの電話なんであんなに怒ってたの？」


「あぁ・・・ううん！何でもない・・・」