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「私が欲しいですか?お嬢様」
第27章 マスターの恋模様②


沙月を裸にすると
そっとベッドへ抱きかかえる。

自分だけが裸なのを
恥ずかしく思う沙月は
純也の首に強く抱きつく。


「恥ずかしい?」

当たり前な事を聞かれ
ただ頷く沙月をクスッと笑う。


そっとベッドに下ろすと
純也は指先にキスを落とす。


チュッ…

一度目を閉じ、しばらく
指に唇をつけたまま…。



目を開けた純也さん。

その目は妖艶に光り
するどく見つめる。

「抱くよ…」


私はその瞳に射抜かれ
…落ちた。




純也さんの手が首筋を這う。

唇にキスを落とし

おでこ、頬と隅々まで
キスをしていく。



「んっ…」


くすぐったい気もするけど
触れる純也さんの唇が気持ちいい。



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