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恋心あれば水心
第3章 ご
そんな私たちを同期の中で1番の出世頭の村上が
じっと見つめているのなんか
自分のことで精一杯で気がつかなかった。
それから3時間も山田劇場は続けられ
私はすっかり「経営管理の山田さんに愛される女」像を作り上げられていた。
誰でもない、当の山田さん本人の手によって・・・
会計は山田さんがおごるというのを
同期が「婚約祝いだ」と無理やりおごってくれた。
ここまでやられると
結婚しないと分かった時、金返せと言われそうで怖い・・・
無理やり二人で帰らされてる帰り道。
「飲み足りない・・・・」
山田さんの話に呆れ
山田さんの話に感心している同期に呆れ
やけ食いしていたらいつもより飲む量が少なかった。
「良いところ知ってるよ。行こうか?」
なんて誘ってくる。
これからの方向性を相談しなきゃいけないしね。
なんて自分をごまかしてみるけど
山田さんともう少し一緒にいたいという気持ちはごまかせなくて。
今のお店では私の隣にいたけど
山田さんは結局、私の同期相手に話をしていたようなもんだから
私とはほとんど話していない。
もっと話したい。
もっと一緒にいたい。
そんな気持ちになって、私は自然とうなづいていた。
じっと見つめているのなんか
自分のことで精一杯で気がつかなかった。
それから3時間も山田劇場は続けられ
私はすっかり「経営管理の山田さんに愛される女」像を作り上げられていた。
誰でもない、当の山田さん本人の手によって・・・
会計は山田さんがおごるというのを
同期が「婚約祝いだ」と無理やりおごってくれた。
ここまでやられると
結婚しないと分かった時、金返せと言われそうで怖い・・・
無理やり二人で帰らされてる帰り道。
「飲み足りない・・・・」
山田さんの話に呆れ
山田さんの話に感心している同期に呆れ
やけ食いしていたらいつもより飲む量が少なかった。
「良いところ知ってるよ。行こうか?」
なんて誘ってくる。
これからの方向性を相談しなきゃいけないしね。
なんて自分をごまかしてみるけど
山田さんともう少し一緒にいたいという気持ちはごまかせなくて。
今のお店では私の隣にいたけど
山田さんは結局、私の同期相手に話をしていたようなもんだから
私とはほとんど話していない。
もっと話したい。
もっと一緒にいたい。
そんな気持ちになって、私は自然とうなづいていた。