この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋心あれば水心
第3章 ご
「ところでなんで今日、私が飲み会だって分かったの?」
「・・・・」
「山田さん?」
「言いたくないな」
「言いなさいよ」

お酒のせいか役付きとしては私より上の山田さんに上から言ってみる。

「・・・・経営管理は社の運営も管理するけど。
社員の勤務体制も管理してるんだ」
「ん?」
「社内メールの・・・閲覧権限を与えられてる」
「えええぇ!何それ!盗撮?盗撮じゃないか。
とにかく人のメールを勝手に読んでるってこと?」
「・・・・権限が与えられてる」

「それって、経管が閲覧権限があるって皆知ってるの?」
「いや。非公開」

「信じられない!」
「俺言ったよね?どんな手段を使っても希望を手に入れるって」
「・・・・」
「社内のあらゆる事を利用するよ?」
「・・・・・」

「そこまでする価値が・・・・私にあるの?」
「あるよ。少なくとも俺にとっては」

酔った頭で考えようとするけどうまく回らない。

「希望、そろそろ終電」

私次第だと言ったくせにしっかり終電を知らせてくる。
それでも顔は帰るな。と言っているようで。

「帰るな。とは言わないんだ?」
「希望次第だよ」
「どんな手を使っても、なのに?」

私はスッと座る位置を移動させて
山田さんの隣に座った。
そんな私に向かって視線をそらさずに言った。

「身体が欲しいんじゃない。心がほしい」

「帰るなって・・・・言ってよ」






/34ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ