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続:私なりの復讐
第1章 カメラ
目覚めた時、生臭い刺激臭がしていた。
冷凍庫にあるのを忘れてた肉を解凍し、火で炙る時に発せられるあの臭いだ。
鉛で押さえられているような重さを身体に感じ、薄目をゆっくり開けていく。
人影がある。
旦那かと思ったが、背中の大きさが違う。
ぼんやりとしか見えないが、焚き火のような周りに他にも人の気配は感じた。
まだ頭が曇り、スッキリしないせいか判断力が戻らない。
『うーん・・・』
呻く声の方に目をやると、女性がいた。
頭にはラバーマスクを被せられ、定かではないが私と同じ位の年齢みたいだ。
首から下は泥だらけで足首や手首辺りに血が出ていた。
異臭の根源は彼女からみたいだ。
『大丈夫?』
私は小さな声で彼女に聞いた。
『・・・』
彼女は鼻と口以外はラバーマスクを被っている為か、すぐそばに私がいた事を察知してなかったようだ。
彼女は頭をゆっくりと横に振る。
そして口を開ける。
開けた瞬間に口内から血が滴る。
ぼんやりした明るさに慣れはじめていた私は口内を見ながら違和感を感じた。
舌が無い・・・?
彼女は舌を抜かれて呻く事しか出来ないのだ。
冴えはじめた頭の中で・・・
王ちゃん・・・?
旦那・・・?
蘇る疑問が脳内血流を一気に早めていく。
冷凍庫にあるのを忘れてた肉を解凍し、火で炙る時に発せられるあの臭いだ。
鉛で押さえられているような重さを身体に感じ、薄目をゆっくり開けていく。
人影がある。
旦那かと思ったが、背中の大きさが違う。
ぼんやりとしか見えないが、焚き火のような周りに他にも人の気配は感じた。
まだ頭が曇り、スッキリしないせいか判断力が戻らない。
『うーん・・・』
呻く声の方に目をやると、女性がいた。
頭にはラバーマスクを被せられ、定かではないが私と同じ位の年齢みたいだ。
首から下は泥だらけで足首や手首辺りに血が出ていた。
異臭の根源は彼女からみたいだ。
『大丈夫?』
私は小さな声で彼女に聞いた。
『・・・』
彼女は鼻と口以外はラバーマスクを被っている為か、すぐそばに私がいた事を察知してなかったようだ。
彼女は頭をゆっくりと横に振る。
そして口を開ける。
開けた瞬間に口内から血が滴る。
ぼんやりした明るさに慣れはじめていた私は口内を見ながら違和感を感じた。
舌が無い・・・?
彼女は舌を抜かれて呻く事しか出来ないのだ。
冴えはじめた頭の中で・・・
王ちゃん・・・?
旦那・・・?
蘇る疑問が脳内血流を一気に早めていく。