この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
コンプレックス
第7章 『俺』の彼女
廊下の向こうに琉の姿を見つけ、愛里咲は小さく手を上げて見せた。

不意に、

「この前塚本さんが愛里咲に会いに来たぞ」

「え……」

町田にとっては不意に思い出しただけの話だ。

だが、その言葉は愛里咲を凍り付かせた。


「琉から聞いてないのか?」

町田の前に部長だった塚本の突然の移動理由は、女子社員たちへのセクハラであると聞いていた。


「はい……」

先程までとは明らかに違う。

動揺を隠せない様子の愛里咲に、町田はその過去に何かあったのだろうと察する。


「そうか、悪かったな。まぁ特に用があった訳では無さそうだったし、琉が追い返したからもう来ることはないだろう」

(追い返した……?)

フラついた愛里咲を、もうすぐそこまで来ていた琉が慌てて抱き止めた。


「愛里咲? 大丈夫か?」

幸いなのかどうなのか、先程の町田との会話は聞かれてなさそうだ。

/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ