この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
コンプレックス
第10章 俺の弟は…

夢中になって熱くなっていく口内を堪能すれば、自然とその膨らみへと手が伸びていく。
ギュッと軽く握った膨らみは、小ぶりだけど柔らかくて…
翔の手は、今の状況も場所も忘れて暴走していった。
「んんっ⁉︎ ちょっ、翔さん⁉︎ ここ、私の家の前‼︎ 」
バシッと鋭い音を立て、背中に痛みが走る。
目の前には、たった今 翔の背中に振り下ろされたであろうバッグを強く握り、はぁはぁと息を乱す渚の困ったような…怒ったような顔。
「ご、ごめん!渚が可愛い事するから!」
慌てて頭を下げる翔に、上がっていた渚の眉がへにゃっと下がる。
「また今度…ね?」
翔にとって世界一とも言える可愛い笑顔を向けられれば、
「っ‼︎ はいっ‼︎ 」
シャキッと姿勢を正し、子供のように元気に返事してしまう。
「ふふっ」
そんな翔を愛おしそうにクスクス笑って見る渚に、翔もまた眉を下げ嬉しそうな笑顔を見せる。
渚の大声に気付き、二階の窓から外を覗いた渚の母親。
さすがの母親でも声を掛けられない程、見つめ合いヘラヘラと笑い合う2人。
そのまま2人は、いつまでも笑顔で見つめ合っていた。
ギュッと軽く握った膨らみは、小ぶりだけど柔らかくて…
翔の手は、今の状況も場所も忘れて暴走していった。
「んんっ⁉︎ ちょっ、翔さん⁉︎ ここ、私の家の前‼︎ 」
バシッと鋭い音を立て、背中に痛みが走る。
目の前には、たった今 翔の背中に振り下ろされたであろうバッグを強く握り、はぁはぁと息を乱す渚の困ったような…怒ったような顔。
「ご、ごめん!渚が可愛い事するから!」
慌てて頭を下げる翔に、上がっていた渚の眉がへにゃっと下がる。
「また今度…ね?」
翔にとって世界一とも言える可愛い笑顔を向けられれば、
「っ‼︎ はいっ‼︎ 」
シャキッと姿勢を正し、子供のように元気に返事してしまう。
「ふふっ」
そんな翔を愛おしそうにクスクス笑って見る渚に、翔もまた眉を下げ嬉しそうな笑顔を見せる。
渚の大声に気付き、二階の窓から外を覗いた渚の母親。
さすがの母親でも声を掛けられない程、見つめ合いヘラヘラと笑い合う2人。
そのまま2人は、いつまでも笑顔で見つめ合っていた。

