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第14章 【終】俺の彼女の活躍

玄関を出る四人に、

「馬鹿か！っ⁉︎ ぎゃ、ああぁぁああ‼︎ 」

耳を劈くような白取の悲鳴が届く。


「……なんだかんだいいコンビだな、あの2人」

呆れたように言ってそのまま外へと出る琉の腕は、愛里咲の肩を強く抱き寄せている。


「ひぃぃぃ…何が起きたのか怖くて振り返れねぇ。考えただけで下半身が竦む……」

身震いする翔に、

「帰ったら渚に元気にしてもらえば？」

冗談を返す琉。

フッと笑った渚は、

「任せて♡」

と翔の腕に絡みついた。


「んじゃ、俺も愛里咲に…」

(絶対言うと思ったぁ！)

予想通りの琉の言葉に、

「あわわわっ…わかったから！やめてよ！」

愛里咲は真っ赤になりながら答えた。


「ふーん。期待してる」

「え⁉︎ 」

何を⁉︎

何を期待されてる⁉︎

口端を意地悪く上げた琉に、愛里咲のドキドキが止まらなくなる。


「愛里咲のエッチ〜」

「愛里咲ちゃんてば♡」

渚と翔からの追い討ちに、

「ええっ⁉︎ 」

愛里咲の顔から飛び出した赤みは耳まで染めて、

騒ぐ心臓を落ち着けるかのように、愛里咲はぎゅーっと琉の腕へと抱き着いた。









【コンプレックス】広竹みぃ
2015.2.20 本編完結

期間もページ数も、ダラダラ長くなり申し訳ありませんでした！
最後までお付き合い下さり嬉しいです。
ありがとうございます♪

次章に、この日の夜…を載せていきます。
よろしかったらまたお付き合い下さいませ(*≧艸≦)