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コンプレックス
第3章 弟の会社

目を見開く愛里咲と、目を細める琉。
その上身体は互いに裸で、愛里咲に至っては下半身も素肌が晒されている。
愛里咲の両手はスカーフのようなもので拘束され、全裸のその身体を琉が後ろから抱き締めている。
2人の重なった唇が、
銀色の糸を引きながらゆっくりと離れていく。
翔を睨む琉のその視線は冷たくて鋭い。
でも、翔の身体が動かないのはそのせいではなくて…
サッ…
「あぁ……」
全く動かす事の出来なかった視線。
その熱い視線の先にあった愛里咲の豊満な胸が琉の手で隠され、翔の口からは落胆の声が零れた。
「きっ⁉︎ 」
我に返り、悲鳴を上げかけた愛里咲の口を琉がもう片方の手で押さえる。
「……ノックくらいしろよ、バカ兄貴」
怒りを含んだ低い声。
「ごごごごごっごめん‼︎ 」
弾かれたように、翔は琉の部屋を飛び出していた。
その上身体は互いに裸で、愛里咲に至っては下半身も素肌が晒されている。
愛里咲の両手はスカーフのようなもので拘束され、全裸のその身体を琉が後ろから抱き締めている。
2人の重なった唇が、
銀色の糸を引きながらゆっくりと離れていく。
翔を睨む琉のその視線は冷たくて鋭い。
でも、翔の身体が動かないのはそのせいではなくて…
サッ…
「あぁ……」
全く動かす事の出来なかった視線。
その熱い視線の先にあった愛里咲の豊満な胸が琉の手で隠され、翔の口からは落胆の声が零れた。
「きっ⁉︎ 」
我に返り、悲鳴を上げかけた愛里咲の口を琉がもう片方の手で押さえる。
「……ノックくらいしろよ、バカ兄貴」
怒りを含んだ低い声。
「ごごごごごっごめん‼︎ 」
弾かれたように、翔は琉の部屋を飛び出していた。

