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第4章 俺は琉じゃないよ?
「………なんか、疲れてます?」

遠慮がちにかけられた声と共に、顔を覗き込まれる。


「ま、槙野さん⁉︎ 」


そう叫んで、翔はハッとした。

今は仕事中。

しかも、取引先へと来ていた。


「ごめん! ちょっとボーッとした」

慌てて姿勢を正す翔。

幸いにも、畑山と白取はまだ来ておらず、通された部屋には渚と翔の2人きりだった。


「寝不足? 双子ちゃんの泣き声、夏川さんの部屋にも聞こえるんですか?」

翔の目の下にクッキリと出来た隈を指差し、渚が尋ねる。

「聞こえる…事は聞こえるけど……」

双子の泣き声は小さいし、壁を隔てて聞こえる程度ならそう気にならない。

(気になるのはむしろ、違う声で……)

悩ましげな愛里咲の声が脳内を占領し始め、翔は振り払うかのように大きく頭を振った。


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