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コンプレックス
第5章 『俺』の気持ち

あー…と言ったきり、次の句が継げずに口をパクパクさせる愛里咲。
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
最高のタイミングで、琉の携帯が鳴った。
「………はい」
画面に出ていた名前は、琉の仕事のペアの佐藤だ。
『りゅ、りゅ、りゅ、琉!』
いきなり吃る佐藤。
普段よりも慌てた声の様子に、琉は首を傾げた。
『うま…うま、うま』
「馬?」
─────馬?
携帯で話す琉の言葉に、愛里咲と翔も首を傾げる。
『うま…うま、男! 男っ‼︎ 』
「は?」
グッ…と琉の眉間に皺が寄る。
「意味わかんないし、切りますよ?」
携帯を耳から離した琉。
その携帯から、佐藤の大きな声が響いた。
『生まれた! 男の子!』
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
最高のタイミングで、琉の携帯が鳴った。
「………はい」
画面に出ていた名前は、琉の仕事のペアの佐藤だ。
『りゅ、りゅ、りゅ、琉!』
いきなり吃る佐藤。
普段よりも慌てた声の様子に、琉は首を傾げた。
『うま…うま、うま』
「馬?」
─────馬?
携帯で話す琉の言葉に、愛里咲と翔も首を傾げる。
『うま…うま、男! 男っ‼︎ 』
「は?」
グッ…と琉の眉間に皺が寄る。
「意味わかんないし、切りますよ?」
携帯を耳から離した琉。
その携帯から、佐藤の大きな声が響いた。
『生まれた! 男の子!』

