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刺激を求める女‥
第2章 時計が動き出す‥
1度会ったことがある為、軽く会釈をする。
「来ていたんですね」
「ええ、仕事の相談です」
「それにしても後ろの女性2人は随分と賑やかですね」
「すみません。1人は私の妻で、1人は隣りの男の妻です」
そう言い目線を移すと昴の隣りに座っていた旦那が昴の妻、まみの横にベッタリ座り耳元で囁きあっていた。
俺はわざと女に声をかけた。
「黒澤さんじゃないですか?」
「内の妻と何か?」
「今、提携している仕事を一緒にさせて頂いています。丁度良かった。今、一柳と仕事の相談をしていたところです。よかったら黒澤さんも‥」
「あ、はい」
「じゃあ僕は一ノ宮さんの奥様とお話しさせて頂きます」
「はい、どうぞ」
こうして黒澤は嫁の隣りに腰掛けた。
そして俺の横には気になっている女、尚が座った。