この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
刺激を求める女‥
第4章 未来
「じゃあ、行ってくる」
「はい、行ってらっしゃい」
エレベーター前でエレベーターが来るのを待っていると尚が急に叫び出した。
「あっ!?英介さん、待って、忘れ物!」
パタパタとスリッパの音を立てながら走って行き、あるものを抱え戻ってきた。
「お弁当作ったの‥外食は体に悪いから。良かったら食べてね」
「お弁当?」
「あ、迷惑だったよね‥お昼に食べるから大丈夫よ」
「いいから、こっちに寄こせ」
「いいえ、私がお昼に食べます!」
お弁当の取り合いをしていると、お互いの手から離れお弁当箱が宙を舞って床に落ちた。
ガシャーン!
「あ‥お弁当‥」
唖然とする尚をよそに俺は落ちたお弁当の中味を拾いお弁当箱に詰めエレベーターに乗った。
「英介さん!お弁当!」
「尚が作ってくれたんだ、俺は食べるよ」
エレベーターのドアを押さえ尚の唇にキスをしてエレベーターが閉まる時に‥
「尚、愛してる‥」
ドアが閉まる瞬間に見えた尚の顔は泣き笑いだった。
「はい、行ってらっしゃい」
エレベーター前でエレベーターが来るのを待っていると尚が急に叫び出した。
「あっ!?英介さん、待って、忘れ物!」
パタパタとスリッパの音を立てながら走って行き、あるものを抱え戻ってきた。
「お弁当作ったの‥外食は体に悪いから。良かったら食べてね」
「お弁当?」
「あ、迷惑だったよね‥お昼に食べるから大丈夫よ」
「いいから、こっちに寄こせ」
「いいえ、私がお昼に食べます!」
お弁当の取り合いをしていると、お互いの手から離れお弁当箱が宙を舞って床に落ちた。
ガシャーン!
「あ‥お弁当‥」
唖然とする尚をよそに俺は落ちたお弁当の中味を拾いお弁当箱に詰めエレベーターに乗った。
「英介さん!お弁当!」
「尚が作ってくれたんだ、俺は食べるよ」
エレベーターのドアを押さえ尚の唇にキスをしてエレベーターが閉まる時に‥
「尚、愛してる‥」
ドアが閉まる瞬間に見えた尚の顔は泣き笑いだった。