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刺激を求める女‥
第4章 未来
それから毎日、尚は俺にお弁当を持たせてくれた。
メッセージ付きのお弁当。
立ち上げた会社が落ち着いたのは尚がマンションに住むようになって半年過ぎた頃だった。
‥パーティか‥
夫婦同伴のパーティの招待状が届いた。
送り主は昴だった。
昴はようやく美和と籍を入れ産まれてくる命を待つ状態だった。
昴に会う度に‥
「英介、いい加減に決めろよ」
と耳にタコが出来る程、言われていた。
‥昴のヤツ‥
友人に背中を押された。
その夜。
「尚、パーティがある。一緒に行くぞ」
「パーティ?なんで私?」
「夫婦同伴だ」
「夫婦?私達、夫婦じゃないわよ」
「いいから俺に黙ってパーティについてこい」
「わぁー俺様発言!」
「わかったか?」
「はーい、お世話になっているから‥」