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第1章 刺激はやってくる‥

女が去った後、俺は残された旦那に声をかけた。


「奥様、どうなされたんですか？」

「‥帰ったよ」

「追い掛けなくてもいいんですか？」

「ふふふ‥寝ている彼女を虐めるから‥」

「虐めるって？」

「夫婦生活の時のことだよ‥彼女がイキたくなっても絶対にイカさない‥俺だけイケば良いんだ‥」


その旦那の顔は最初に見た顔ではなかった。


‥だからあの女‥


「奥様、浮気したらどうするんですか？」

「ふふふ‥彼女は浮気なんて出来ないよ」

「何故ですか？」

「俺が調教しているからさ‥さぁ、そろそろ彼女を甚振る時間かな‥アハハ‥彼女の泣く顔が浮かぶよ‥では」


‥泣く顔。


それは女を気持ち良くさせて啼かすではなく、女の瞳からボロボロ泣く姿だ。


俺は女の旦那の背を睨んでいた。