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シーツのお供
第4章 先生!

まさか自分が先生を付き合うことになるなんて、夢にも思わなかった。
自分が通う高校の科学の先生は、生徒から人気の若くて顔立ちも整っている。
そんな先生と自分がお付き合いをするなんて…。
でも、私がちゃんと成人するまでは誰にも内緒って先生と約束した。友達にも言っていない。
だから、クラスの男の子がふざけて私に絡んできても私もなんにも言えないのが今の悩み。
放課後、私はいつものように科学室へ行った。
「先生」
引き戸をあけると、こちゃこちゃと実験器具が置かれている一番奥で先生がなにやら机に向かって作業しているところだった。
「ちょっと座ってて。すぐ終わるから」
穏やかに笑って先生はソファを指差した。
「はーい」
素直に従ったはいいけど、正直私は科学があまり得意ではない。
だから、目の前に置かれたテーブルに所狭しと並べられた実験器具を眺めていても、一体なんのための器具なのかもよくわからない。
退屈だなーと何の気なしにカレンダーを見ると、ハートや花や、なにかの動物の絵が特定の日の欄に書かれていた。今時風の文字で誕生日!とも書かれていた。もちろん私の誕生日ではない。
「先生、浮気?」
「は?」
きい、椅子が音を立てて変な顔した先生が振り返った。
「あれ」
「…ああ、あれか」
そして興味なさそうにまた机に向かう。
「浮気でしょ。この部屋はいる人あんまりいないもん」
「そのあんまりいない生徒が勝手に書いていったんだよ。もう終わるからお利口に待ってなさい」
「えー…」
もちろん私が本気で浮気を疑っているわけではないが、しかしあまりいい気持ちはしない。
だって、先生は私のなのに…
がたん、と音がして先生がこっちへ近づいてきた。
「拗ねないの。ほら、キスしてあげるから」
「もー…」
頭を優しくつかんでされるキスが気持ちいいと以前いったら、それ以降先生は私の頭を掴んでキスをしてくれるようになった。
そうしてそんな大好きなキスで先生に流される私はなんて軽いのだろうと思ってしまう。
舌を絡めて、ちゅ、ちゅってリップ音がするのはちょっと恥ずかしいけど、私は先生の首に手をまわした。
自分が通う高校の科学の先生は、生徒から人気の若くて顔立ちも整っている。
そんな先生と自分がお付き合いをするなんて…。
でも、私がちゃんと成人するまでは誰にも内緒って先生と約束した。友達にも言っていない。
だから、クラスの男の子がふざけて私に絡んできても私もなんにも言えないのが今の悩み。
放課後、私はいつものように科学室へ行った。
「先生」
引き戸をあけると、こちゃこちゃと実験器具が置かれている一番奥で先生がなにやら机に向かって作業しているところだった。
「ちょっと座ってて。すぐ終わるから」
穏やかに笑って先生はソファを指差した。
「はーい」
素直に従ったはいいけど、正直私は科学があまり得意ではない。
だから、目の前に置かれたテーブルに所狭しと並べられた実験器具を眺めていても、一体なんのための器具なのかもよくわからない。
退屈だなーと何の気なしにカレンダーを見ると、ハートや花や、なにかの動物の絵が特定の日の欄に書かれていた。今時風の文字で誕生日!とも書かれていた。もちろん私の誕生日ではない。
「先生、浮気?」
「は?」
きい、椅子が音を立てて変な顔した先生が振り返った。
「あれ」
「…ああ、あれか」
そして興味なさそうにまた机に向かう。
「浮気でしょ。この部屋はいる人あんまりいないもん」
「そのあんまりいない生徒が勝手に書いていったんだよ。もう終わるからお利口に待ってなさい」
「えー…」
もちろん私が本気で浮気を疑っているわけではないが、しかしあまりいい気持ちはしない。
だって、先生は私のなのに…
がたん、と音がして先生がこっちへ近づいてきた。
「拗ねないの。ほら、キスしてあげるから」
「もー…」
頭を優しくつかんでされるキスが気持ちいいと以前いったら、それ以降先生は私の頭を掴んでキスをしてくれるようになった。
そうしてそんな大好きなキスで先生に流される私はなんて軽いのだろうと思ってしまう。
舌を絡めて、ちゅ、ちゅってリップ音がするのはちょっと恥ずかしいけど、私は先生の首に手をまわした。

