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シーツのお供
第4章 先生!
ふと目が覚めた。



体が痛い。
喉が焼けそうに痛い。


クリトリスが、いっその事取れてしまえばいいのにと思うほど、痛い。




目だけを動かす。



ぼーっとした頭で考える。


ああ、そうか。先生にお仕置きされたんだった…



すっかり暗くなり、少し明かりを落とした化学準備室の奥で先生がパソコンをいじっている。
雨が降っていると思ったけど、それは先生のタイピングの音だった。


ふかふかのソファに寝かされ、裸だったけど薄い毛布が掛けられている。



「…せんせ…」


掠れた声で呼んでみると、きぃ、と静かな音を立てて先生は振り返った。


「起きた?送ってくよ」



本当は生徒を自分の車に乗せてはいけないというルールがあるらしいが、先生は私を助手席に乗せてくれる。


理沙は生徒じゃなくて、俺の彼女だからね。

笑ってそういう先生の横顔をふと思い出した。



「体つらい?少し休む?」


「んん、いい。凄くつらいけど、今動かなきゃ動けなくなっちゃう」


つらいし、だるいし、痛い。



「車持ってくる。ゆっくり着替えて」



いつの間にか私のジャージを教室から持ってきてくれたようだ。


ショーツを履くために足を上げることができなくて困ってたら、入り口で心配そうに見ていた先生が手伝ってくれた。




なんとか着替えて、先生にだっこされて車へ向かった。




「理沙」
「ん?」



先生が困った顔した。



「つらかった?怖かった?」



力の入らない腕を一生懸命回して先生に抱きつく。


「痛かった…でも、怖くなかった」

「そか…理沙、大好きだよ」

「うん」




私も、先生のこと大好きだよ。
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