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年上Lovers♡♡
第1章 数学講師の加藤先生
それからわたし達はお互いの気持ちを確かめ合うように何回も何回もして、夜を一緒に過ごした。
次の日、家に帰ったらお母さんにはちょっと怒られたけど、彼氏といたこと話したらもっと怒られそうだから、もう少し経ってから報告しようと思った。
時は早いもので、もう今日は出発の日。
学校の友達もそうだけど、智美も来ていて、少し泣いてしまった。次の便に乗らないといけないけど、なかなか足が進まない。
「ーーーゆうっ!!」
「…侑士っ!来てくれたの?」
侑士は汗をかきながら走って私のところまで来てくれた。…智美さんがニヤニヤしてる…!
「……やっば、ギリギリ…、間に合ってよかった…」
「…嬉しい、ありがと」
「……離れてても好きだから、それだけは覚えていて」
そっと抱きしめられて、我慢ができなかった。忘れることなんてないもん、大好きなんだから…。首にヒヤッと何かがあった。
「…俺のもんってことで」
可愛いハートのネックレスだった。
「ありがとう、…ありがとう!」
「うん、似合ってる……、絶対会いに行くから待っとけ」
「…うん、私も…」
そっとキスをした。
…大丈夫だよね、…離れてても大好きだよ。
「…とまんねーかも…」
「ふふっ……」
私から背伸びをして、短くチュッとキスをする。
「…行ってきます」
「……いってらっしゃい」