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年上Lovers♡♡
第2章 幼馴染みのケンくん
「…はい、いってらっしゃい……別に私に報告しなくていいのに」
何を言うのつーちゃん!?
私の親友 根来 つづき[ネゴロ ツヅキ] 通称つーちゃんは私の中では世界一の恋愛マスター
つーちゃんに言っとけば何とかなるのに…!
「……律、時間いいの?」
「はっ…!!行ってきます!」
私は教室をダッシュで抜け出し、ケンくんの大学へと向かった。
私の高校からケンくんの大学は電車で10分の距離にある。ケンくんがいつ大学から出るのは分からないけど、今日はいけそうな気がする!(何の根拠もない)。
……大学の前に着きました、えぇ着きましたよ
でも私の前にはどんどんと綺麗な女の人が出ていく。こんな女の人に囲まれて…ケンくんがフリーなわけないか……。
綺麗にカールされた髪の毛や、細い足をさらに細く長くするヒールや、可愛いスカートとか……私、大学生になってもあんなに可愛くならない気がする…。
今だって、私は茶髪にしたら怒られるから真っ黒だし、お気に入りのチェックのスカートとブレザーも子供っぽさを引き立てるだけで悲しくなってくる……
「……ねぇ!今日は遊ぼうよ!昨日ドタキャンしたんだからいいでしょ?」
「何言ってるのよ!今日はわたし達と遊ぶのよ!」
「いいえ!私よ!」
「いやっ俺だよ!お前ら早く散れ散れ!」