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年上Lovers♡♡
第3章 軽音部の愛先輩


ーー1年後

俺はまだ花を咲かせていない桜の木の下で洋と一緒に喋っていた。洋とはまた同じ大学、同じ学部になってちょっと嬉しい。

こんなに気持ちよく今日の卒業式を迎えることができると思っていなかった。

「いや〜もうあんなに勉強できねぇ」

「同感、あれは一生分した」

「でも、良かったですね〜受験が終わればアレですなぁ〜。俺どこで時間潰そうかな〜」

「彼女んとこでも行っとけよ」

「そうしとこっかなー、済んだら連絡よこせよ。じゃあまた今度」

そう言って去っていく洋と入れ替わるように俺の大好きな人がこっちに来る。

「卒業おめでとう、あと合格おめでとう!」

「ありがとうございます」

思いっきりその人を抱きしめる。

「…約束覚えてる?」

「…うん、……待ってくれてありがとう。卒業祝い…しよ」

どちらからともなく手を繋いで愛先輩の家に向かう。

俺の春はまだ始まったばかり……


おわり
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