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年上Lovers♡♡
第4章 保健医の菊ちゃん

「ねぇ、郷田くん?」

「んー?」

2人で並び天井を向いてぼーっとしていた時に菊ちゃんの声が聞こえた。

「……卒業しても、私達会えるかな?」

その声はとても不安でいることを伝えるのに十分なか弱さだった。

「…俺はいつ、どこにいても菊ちゃんの傍にいたいって思ってる。それはきっと卒業しても、社会人になっても変わらない」

「……なんか、郷田くんが社会人になった時って私は28歳なんだね〜、どんどん先に老けていくんだよ?」

「…それが?イテッ!」

菊ちゃんから腕にパンチをくらった。こうなったら俺だって黙っちゃいられない。

俺は起き上がりまた菊ちゃんの上にかぶさるように、額をくっつけた。


「菊ちゃん?俺、痛かったんですけど?ごめんは?」

「っ…なんでっ!郷田くんが無神経なのが悪いんだもん!」

「だって、そんなこと俺は気になんないし。」

「そんなことって…!」

「菊ちゃんがそんなことって思えるように、頭の中俺いっぱいになれ」

「…っ!」

不意打ちにキスをすると菊ちゃんは黙った。また見つめ合う、菊ちゃんが俺の首にまた腕を絡める。

「……、もっかいして?」

菊ちゃんがどんなに老けようと、俺の心臓は菊ちゃんのものだ。

その上、菊ちゃんの頭の中が本当に俺で満たされていたらって…そんな日が来ることを願う。

まだまだ高校生できっと今は何一つ一人じゃやっていけないのかもしれないけど、いつか菊ちゃんを迎えられる男になるまで…"愛してる"って言葉をとっとくよ………



終わり
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