この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
近くて甘い
第57章 紳士と獣
「大丈夫…っ!?」



痛がる加奈子に目を見開いた要はティーカップは急いでテーブルに着地させると、しゃがみ込んで加奈子の膝に優しく触れた。



「っ……だっ、大丈夫ですっ…」



触れられただけで、身体が反応して、それを隠そうと力が入ってしまう。


要は、ビクンッと震えながら、怯えるように身体を強張らせた加奈子のことを見つめた。



「……なら…いいけど…」



二人以外誰もいない有川商事。


要の甘い声に、トクントクンと心臓の鼓動がうるさい。



「……すみません…私…」



しゃがみ込んだまま、精悍な顔付きで見上げてくる要に、加奈子は目を奪われた。


突然しんと静まり返って、雰囲気がガラリと変わったのが分かる。


「っ………」



ギュッと握られていた拳を、上から包み込むように握られて、加奈子は息を飲んだ。



なっ、なんかっ…


ど、どうしたらいいんだろうっ…




じりじりと要の顔が近付いてくる…




恥ずかしい…っ




ガチガチに固まった加奈子は再び力一杯目を瞑って、要が唇を重ねてくるのを待っていた。



/1187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ