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近くて甘い
第57章 紳士と獣
「……いいから行くぞ。どうせ、その奥で俺たちも会議だろう…」



何も気にしていないと言った風に光瑠が言い切ると、真希はキッと強めに光瑠を睨んだ。



それに気付かない光瑠は、スタスタと、その長い廊下を歩いていた。



光瑠のあとに要が続く。



長い足で歩く二人に、真希と酒田は小走りで遅れまいとついていく。




「おっ、おはようございます!」



社長、副社長、社長秘書、社長婚約者というそうそうたるメンバーが歩いているのを見て、周りの社員たちは歩くのをやめて道を作る。



あぁ、とぶっきらぼうに言葉を返す光瑠とは裏腹、要と真希は優しく微笑んで皆に挨拶をしていた。




遠目からある部署が見えてくる。



会議室に行くためには通らなくて行けないその場所は……




「あっ…!加奈子さーん!」




アワアワと書類を整理する加奈子の姿を見つけた真希は、少し大きな声で加奈子の名を呼んで手を振った。



その声に、要がビクンと反応したのは誰も知らない…。



逆に真希の声にびっくりして振り向いた加奈子は、真希の姿を見るとあっ!と声を出して手を振り返したと共にそこに要がいるのを見て、あからさまに顔を赤らめていた。
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