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近くて甘い
第57章 紳士と獣
「じゃなくて、田部さんが…」
「じゃなくて、副社長が…」




うっ、うそでしょっ…!?




またも言葉をハモらせてしまったことに、パニック状態になっていると、そんな二人を見て周りは首を捻っていた。



そんななか…

光瑠はピンと来たような顔をすると、ニヤリと笑って、スタスタと要の方に近付いていった。




「……関根…」


「なんですか。あっ」



名前を呼ばれたと同時にジャケットのポケットに強引に腕を突っ込まれて、要は驚いて声を上げた。




光瑠は、昨日要のポケットにいれた例の物がなくなっているのを確認すると、口角を上げて、全てを悟ったように要のことを見つめた。




「そうか…俺の言った通りにしたか…」





しまったっ…──




光瑠の表情に要は、顔を歪ませる。




周りがキョトンとしている中、光瑠は、ハハハと声を立てて笑う。



ギリっと悔しそうに奥歯を噛んでいる要を見て愉快で愉快で仕方がない。



常日頃から光瑠は、余裕そうにすましている要をいつか見返してやりたいと思っていたのだ。




そして…今が絶好のチャンス…



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