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近くて甘い
第61章 近くて甘い
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「俺がそうじゃないみたいにいうな…!」


「……………はい…すみません…」




呆れて返事したけれど、逆に自分が要さんみたいに紳士だ、なんて思っているのか甚だ疑問だ…


それにしても…



「なんかあったんですか?要さん」



来訪は珍しくないからいつも用件を聞くのを忘れてしまう…


きっと仕事のことだとは思うけど…。





「そうそう…妹たちからメールが来ましてね…」


「え…?妹たちって…」




要さんの妹は2人いる。


それもただの妹じゃない──…



今や世界中で有名なSAKIとSALAというスーパーモデルだ…



「見せてください!」


「こら!望!」


「あー!ダメだ…英語だから読めない!お母さん読んで!」



勝手に画面を独り占めしていた望は文句を言うと、そのまま私の方へに要さんのスマホを差し出した。




望は割と覚えも良くて勘もいい、だから昔から勉強が良くできた。


だけれど、誰に似たのか、語学だけは全くと言っていいほど出来ない──…




「はいはい」



スマホを受け取った私はその文面に目を通した。



望を妊娠していた間から生まれてしばらくするまで、私は要さんと酒田さんに手伝ってもらいながら、どこにも通うことなく通訳の資格を取ることに成功した。


念願の光瑠さん専属の通訳になったのだ。



もっとも、今は二度目の妊娠で休業しているわけだけれども…。




「すっ、すごいっ…!」


なんだなんだとうるさい光瑠さんと望に、私はその文面を読み上げた。


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