パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第11章 愛の鎖

━━━━━━━…


時計を見たらもう22時を過ぎていた。


通りで眠いわけだ…


私は寝室にある机で勉強しながら、はわぁっと欠伸をした。


ゴールデンウィークの話しなくちゃいけないけど…


光瑠さんはきっと今日も遅い…


最近中々会えてないなぁ。


寂しいけど…
プロジェクトのことで忙しいんだろうな……


小さく息をついて
ネックレスにそっと触れる。


金のプレートに乗った輝く宝石とMakiの文字。


以前光瑠さんがパリに行ったときに私に買ってきてくれたお土産だ。


裏にはespoir(エスポワール)と刻まれている。


フランス語で"希望"を意味する言葉らしい。



────────真希さんは僕の"希望"そのものです


以前光瑠さんはお父さんに結婚のお願いをする時そう言っていた。